INTERVIEW

佐藤 塁

佐藤 塁先生

Sato Rui

プロフィール

出身地
北海道
出身大学
東京大学医学部
卒業年度
2004 年
放射線科医歴
14 年(2012 年〜)
資格
  • 放射線診断専門医
  • IVR 専門医
  • 救急専門医
  • 麻酔標榜医
専門分野(IVRのなかでも
得意分野あれば)
動注リザーバー
趣味
病院のお金で海外学会参加、他の病院の見学

これまでのキャリアを教えてください

2004 年 4 月—2005 年 7 月 東大病院初期研修医
2005 年 8 月-2006 年 3 月 さいたま赤十字病院救急 初期研修医
2006 年 4 月-2007 年 3 月 東大病院麻酔科 後期研修医
2007 年 4 月-2010 年1月 帝京大学病院救命救急センター 助教
2010 年 2 月-2012 年 3 月 東大病院麻酔科助教
2012 年 4 月-2014 年 3 月 災害医療センター放射線科レジデント
2014 年 4 月—静岡県立静岡がんセンター IVR 科

所属施設の簡単な紹介

がん専門病院で年間 2000 件程度の IVR 件数ですが IVR 専門医は 2-3 人しかいません。
数は多いですが症例の多くは PICC や CV ポートで稼いでいるのが現状です。
ボスが愛知県がんセンターで荒井保明先生に師事しておりましたので完全にその流れを汲んでおります。がんセンター系の特徴としてドレナージやアブレーションなどの穿刺ものが多いです。
当院の特徴としてこだわっているのが2点。1つは動注リザーバーを荒井先生の原法であるカットダウンで行っていること、もう1つは肝細胞癌については主治医として外来から病棟管理、お看取りまで、手術以外のすべての内科的マネージメントを行っていることです。

IVR医を目指した理由

元々、救急医としてキャリアをスタートしました。救急医として仕事をしている中で自分の武器となる領域が必要だなと思っていたのがあります。

夜中に緊急で呼ばれている外科医の先生たちがかっこよくて羨ましく思っていたのもあり、サブスペシャリティーとして IVR を選びました。

現在の業務の割合(IVRが占める割合や、読影・研究などとの比率)

日常業務の中で IVR が 50%程度で、主治医として担当させていただいている肝細胞癌の患者さんの管理が 50%です。当院は読影医も足りていないので本当は読影もしないといけませんが自分の患者の画像の読影くらいしかできていません。
研究と言えるようなものはやっておらず必要に迫られて学会に出したり、ごくたまに論文化するくらいです

プライベートの過ごし方

基本的に無趣味で今の仕事をしているのが楽しいこともあり、仕事をしていることが多いです。年に 1 回軽い登山やハイキングに行くくらいです。

IVRのこれがいい!&これは大変…!

IVR の手技は本当に大事になってくるキモの部分のノウハウが教科書に載っていないというか、なかなか文章化しにくくて個々人の経験に依存するところが多いなと思っています。
その部分が面白くていいところでもあり、また大変なところかと思います。

これからの目標、挑戦したいことを教えてください

現在施設の特徴から癌の IVR しかしていないので、もう一度レジデントに戻って動脈瘤の治療など幅広く学びたいです。それとプライベートなことではポルトガルでサーフィンをやってみたいなと思っています。かっこいいですよね。

文責

竹下諒