INTERVIEW

道津 剛明

道津 剛明先生

Dotsu Takeaki

プロフィール

出身地
長崎県
出身大学
大分大学医学部
卒業年度
2008年
放射線科医歴
16年
資格
  • 日本医学放射線学会診断専門医
  • IVR学会専門医
  • 胸部・腹部ステントグラフト実施医・指導医
  • 脈管専門医
  • 核医学専門医
  • PET核医学認定医
専門分野(IVRのなかでも
得意分野あれば)
大動脈領域・救急IVR
趣味
子どもと遊ぶ、音楽鑑賞

これまでのキャリアを教えてください

2008.4-2010.3  大分大学医学部附属病院 初期研修医
2010.4-2011.4  大分大学医学部附属病院 放射線科 医員
2011.5-2012.6  国家公務員共済組合連合会  新別府病院 放射線科 医師
2012.7-2015.2  永富脳神経外科病院 放射線科 医師
2015.3-2016.8  大分大学医学部附属病院 放射線科 医員
2016.9-2018.12 大分赤十字病院 放射線科 医員
2019.1-現在    大分大学医学部附属病院 放射線科 助教

所属施設の簡単な紹介

当院は浅山 良樹 教授のもと、画像診断、放射線治療、全身のIVRまで少数精鋭ながら皆で協力しながら日々の診療・研究・教育に臨んでいます。当院は大分県内のIVRを支える数少ない施設の一つとなっており、常時IVR専門医が待機し緊急症例に対応できる体制を整えています。院内のIVR専門医は6人で、あらゆる領域のIVRを手掛けています。特に本郷 哲央 先生を中心とした大動脈IVRグループは高難度症例を含め、様々なチャレンジをしています。専攻医とともに一つ一つの症例をフィードバック・ディスカッションしながら皆でレベルアップし、大分県の地域医療に貢献すべく頑張っています。

IVR医を目指した理由

学生時代からいろんな科をローテートする度にいろんな領域に興味が湧いていていろんな疾患の治療に携わりたい気持ちがありました。その点で、頭から足先までさまざまな領域の疾患の治療が低侵襲にできることに魅力を感じていました。

何より5・6年生の臨床実習で放射線科をローテートした際に、脳血管内治療を見学し、IVR医がものすごくかっこよく見えたのが決め手です。

現在の業務の割合(IVRが占める割合や、読影・研究などとの比率)

令和7年現在、医局長業務により読影業務は他の先生方にお願いすることが非常に増えています。
IVRについては大動脈IVR、緊急IVRを中心に日々精進しておりますが、医局長業務に非常に左右されています。
個人的にはより多くの症例を経験し、知識・技術とも高めていきたいと考えております。
研究は大動脈領域を中心に、業務の合間を見つけて少しづつやっています。
業務量としてはIVR:読影:医局長業務:研究=3:2:4:1くらいです。

プライベートの過ごし方

独身時代はスポーツ・プロレス観戦やライブに行ったりしていました。時に東京や福岡にも遠征していましたが、最近はめっきりといかなくなってしまいました。今は、主に家族(妻・子供)と一緒に過ごすことがほとんどです。近くの公園や遊園地などに出かけて駆け回っています!夜には音楽を聴きながらお酒を飲んだり、妻と他愛もない話をして過ごしています。

IVRのこれがいい!&これは大変…!

これがいい!

術前画像から自分自身で戦略が立てて、デバイスなどを準備しそれが実際にうまくいったときは本当に楽しいと感じます。そういった事を通して他診療科ではできないこと、難しい症例を依頼されうまく治療して信頼してもらえた際、他のものに代えがたい達成感、やりがいを感じます。

IVRすることで、目の前の患者さんがショック状態から立ち上がる、麻痺など症状が速やかに改善するとやってよかったと心から感じます。

IVRのこれは大変…!

現状、IVR医が充足されているわけではありませんので、オンコール体制など個々に対する負担が増えていることはあるかと思います。

これからの目標、挑戦したいことを教えてください

今まで逃げていた(笑)学術活動(論文執筆や国際学会での発表など)を積極的にチャレンジしていくこと。

経験した症例を一つ一つ大切にして、自分自身だけでなく、チームのレベルをより高めるようにしたいです。

もっと自分自身を高めることができるように、チャンスがあれば外に出ていく。

文責

竹下諒