INTERVIEW

佐々木 康二

佐々木 康二先生

Sasaki Koji

プロフィール

出身地
兵庫県丹波市
出身大学
三重大学
卒業年度
2008 年
放射線科医歴
10 年
資格
  • IVR 専門医
  • 診断専門医
  • 救急科専門医
  • 内科認定医
専門分野(IVRのなかでも
得意分野あれば)
救急 IVR
趣味
スポーツ観戦(野球、格闘技、サッカーなど)、旅行

これまでのキャリアを教えてください

2008-2010 年 愛仁会千船病院 初期臨床研修医
2010-2012 年 沖縄県立南部医療センター・こども医療センター 救命救急科
2012-2015 年 市立奈良病院 総合診療科・集中治療科
2015-2017 年 兵庫県立姫路循環器病センター 放射線科
2017-現在 神戸大学医学部附属病院 放射線診断・IVR 科

所属施設の簡単な紹介

年間約 2,000 例の IVR 症例を扱う、全国でも屈指のハイボリュームセンターです。IVR 専門医・指導医も豊富に在籍しており、血管系では PICC、CVP から TACE、大動脈ステントグラフト、非血管系では生検、ドレナージから RFA、PVP まで、あらゆる手技を経験できます。さらに、緊急 IVR も積極的に実施しており、救急医の研修も受け入れています。
昨年はIVR専攻の大学院生が3人も入ってくれて、今勢いがあります!

IVR医を目指した理由

救急科専攻医時代に、ERで画像診断の重要性とIVRの有効性を目の当たりにして、自分もこの技術を習得したいと思うようになりました。
きっかけは、沖縄南部医療センターにいた時に我那覇先生にお会いできたことです。救急で胃静脈瘤破裂の患者さんが来たとき、一晩中、SBチューブでなんとか止血を維持しながら見守っていたのですが、翌日、BRTOを施行した途端に出血が劇的にコントロールされ、状態が一気に改善しました。衝撃を受けたのを今でも覚えています。

現在の業務の割合(IVRが占める割合や、読影・研究などとの比率)

IVR:8 割、読影:1 割、研究:1 割ぐらいです。
恵まれた環境であり、基本的にIVRに集中させていただいてます。IVRグループとしては、特定臨床研究や前向き多施設共同研究、動物実験など研究業務も頑張っています。

プライベートの過ごし方

基本的に家族(妻と息子 2 人)と過ごしています。
最近は、子どものスポーツ観戦が趣味になっています。息子 2 人、上の子は陸上、下の子はサッカーしていて、試合を見にいくことが多いです。

IVRのこれがいい!&これは大変…!

これがいい!

低侵襲で効果の高い治療を提供できる点

IVRのこれは大変…!

手技関連の合併症が生じた時

これからの目標、挑戦したいことを教えてください

臨床:胸部大動脈ステントグラフト指導医の取得、新規デバイス開発にも興味があります。

基礎:指導する大学院生を期限内にちゃんと卒業させてあげること、自分でも原著論文を最低5本は書くことを目標にしています。

若手医師へのメッセージ

IVR は本当に素晴らしい技術、手技だと思います。目指すからにはプロとしてストイックにやってもらったらいいなと思います。頑張ってください!

【救急科や他の科で IVR を勉強したいと思っている若手へのメッセージ】
やりたいと思ったときこそがやりどき!自分もその時がその時だったのだと思う。
当時はちょっと転科したのが遅かったかな、1からやるのはしんどいなぁとも思ったが、上司の計らいもあってなんとかなりました。

文責

山本洋輔