INTERVIEW

山川 美帆

山川 美帆先生

Yamakawa Miho

プロフィール

出身地
大阪
出身大学
大阪医科大学(現在の大阪医科薬科大学)
卒業年度
平成17年
放射線科医歴
15年
資格
  • 日本IVR学会IVR専門医
  • 日本医学放射線学会放射線診断専門医
  • 日本消化器病学会消化器病専門医
  • 日本がん治療認定医機構がん治療認定医
  • 日本核医学会PET核医学認定医
  • 検診マンモグラフィ読影認定医
専門分野(IVRのなかでも
得意分野あれば)
腹部画像診断、TAE(腫瘍、出血)、ドレナージなど
趣味
読書、音楽鑑賞、旅行、観葉植物栽培、IVR

これまでのキャリアを教えてください

2005.4-2007.3:大阪急性期・総合医療センター 初期研修医
2007.4-2009.3:大阪急性期・総合医療センター 消化器内科レジデント
2009.4-2010.3:大阪急性期・総合医療センター 画像診断科レジデント
2010.4-2014.3: 大阪急性期・総合医療センター 画像診断科スタッフ
2014.4-2016.3:近畿大学医学部放射線医学教室 放射線診断学部門 助教
2016.4-2016.8:夫の留学のためロンドンに移住(うち6週間はSt.Thomas HospitalのIR部門でobserverとして過ごす)
2016.10-現在:大阪急性期・総合医療センター 画像診断科スタッフ

所属施設の簡単な紹介

急性期医療から高度な専門医療まで、総合力を生かして良質な医療を提供するとともに、医療人の育成と府域の医療水準の向上に貢献しています。

大阪急性期・総合医療センターでは、救命救急医療、循環器医療等の急性期医療、がん医療、難病医療等、高度な専門医療を広域的に提供するとともに、地域医療機関との連携を積極的に強め、多様なニーズに応えています。今後も、皆さまに安心していただける高品質な医療を最高の笑顔でお届け致します。

IVR医を目指した理由

初期研修医の時に、画像診断科を3ヶ月ローテートして、IVRに興味を持ちました。
腹部領域に興味があり、消化器内科でレジデントをしている中で、消化管出血症例の緊急内視鏡手技が面白かったです。
内視鏡では止血困難な症例を、IVRで止血してもらった時に、IVRへの興味が深まりました。
一晩で最大4回もオンコールで呼び出される生活が続いていた中、妊娠を契機に、画像診断科への転科を考えるようになりました。(当初は数年間の院内留学のような形式だった)
出産3ヶ月後に画像診断科レジデントとして復職しました。(フルタイムで365日オンコール)
画像診断科に転科した時からIVRに重きをおいた研修がスタート。
その後、IVR学会の存在を知り、若手の会などを通して全国に尊敬するIVR医の仲間ができて、どっぷりとIVRの沼にハマりました。

現在の業務の割合(IVRが占める割合や、読影・研究などとの比率)

現在はIVR専門医が2名(IVRセンター長と山川)いるので
週3日IVR(火・木は全日、金は原則午前のみ)
週1コマはCT検査担当
それ以外の時間は主に胸腹部CTの読影
毎週火曜日の夕方に肝胆膵カンファレンス(肝胆膵領域の消化器内科・消化器外科と合同)
研修医の教育、院内の会議など
臨床研究や学会活動は勤務時間外に

プライベートの過ごし方

子どもの世話が中心 予定がなければ自宅でのんびりしていることが多い
  • 家事・子どもの世話の合間に英会話の自主学習や学会活動、趣味
  • 2ヶ月に1回程度、友人と大人の遠足や飲み会
  • 年に数回、家族でコンサート(今年は葉加瀬太郎、ドリカム、MISIA)
  • 年1回は家族で長期旅行(1週間程度)

IVRのこれがいい!&これは大変…!

これがいい!

緊急症例で、自分のIVRで重篤な患者さんの状態が一気に改善するのを目の当たりにすると、とてもやりがいを感じる
自分の知識を増やし技術を磨けば、患者さんの治療に直結する
学会に参加する度にIVR仲間が増える(IVR医の繋がりが密な感じがする)
院内の多くの医師やスタッフから頼ってもらえる

IVRのこれは大変…!

オンコールがあるので、プライベートの時間でも常に携帯を気にしている
思ったようなIVRができない時は、無力感に覆われる
昼食を食べる時間がほとんどない時や、朝から夕方までほとんど何も口にできない時もある

これからの目標、挑戦したいことを教えてください

  • 国内・海外のIVR医ともっと仲良くなって、自分に不足している知識・経験を補いたい
  • 山川に頼めばなんとかしてくれると頼られるようなIVR医になりたい
  • 自分にしかできないことを極めたい
  • 若手IVR医を育てられる環境作り(まずは院内から)

文責

木佐木俊輔