川田 紘資先生
Kawada Hiroshi
プロフィール
- 出身地
- 岐阜県岐阜市
- 出身大学
- 岐阜大学
- 卒業年度
- 2008 年度
- 放射線科医歴
- 15 年目
- 資格
- 日本医学放射線学会診断専門医
- 日本インターベンショナルラジオロジー学会専門医・指導医
- 腹部ステントグラフト実施医(Excluder, Endurant)
- 専門分野(IVRのなかでも
得意分野あれば) - 特になし
- 趣味
- スポーツ観戦、音楽鑑賞
これまでのキャリアを教えてください
所属施設の簡単な紹介
<病院について>
- 岐阜大学医学部附属病院は 150 年の歴史のある病院です。
- 2004 年には現在の岐阜市柳戸に病院移転。2006 年の高度救命救急センター認定、2011年の岐阜県ドクターヘリ運航開始などを経て、現在は 32 診療科・614 床を標榜しています。
- 豊かな自然と都市機能の両面をあわせ持ち、非常に住みやすい地域にある病院で、生活環境の面でも研修に適した環境が整っています。
<放射線科>
- 放射線診断専門医が 14 名在籍し,うち 7 名が IVR 専門医の資格を有しています(2025 年現在)。
- CT 3 台、MRI 4 台、PET-CT 1 台、SPECT-CT1 台を有し、MRI は同規模の国立大学病院では全国有数の件数を実施しています。
- 放射線部には 4 室の血管造影室が存在し、放射線科では主に IVR-CT を使用しています。
- 2022 年に新設された手術棟に備えられた Hybrid 手術室で、心臓血管外科と協力し、大動脈疾患に対するステントグラフト内挿術や全身麻酔を必要とする複雑な手技も実施できる体制が整っています。
IVR医を目指した理由
EVAR(ステントグラフト内挿術)の手術に関わりたかったというのが原点です。実は高3の頃に父が大動脈瘤破裂で亡くなって…。初期研修医の頃は、大血管疾患や救急領域に興味がありました。ちょうどその頃から岐阜大学で心臓血管外科と放射線科が合同で EVAR をやるようになり、さらに興味が湧きました。当時は放射線科の入局者は少なく、IVR 医も多くなかったのですが、救急疾患における IVR 診療に関わりたい思いも強く、結果的に出身大学の放射線科に入局し、キャリアをスタートさせました。
現在の業務の割合(IVRが占める割合や、読影・研究などとの比率)

IVR 業務を中心に多様な業務をこなしており、1 ヶ月に 10-15 日程度は緊急 IVR の当番に対応しています。
プライベートの過ごし方
待機のない週末は、家族と一緒に岐阜の自然を満喫しています。
岐阜は海なし県ですが、森林面積が非常に広く、木曽三川(木曽川、長良川、揖斐川)を有す
る自然豊かな県です。そのためキャンプや釣り、山登り、ウィンタースポーツなど楽しめる
ことが豊富にあるため、自然を感じに気軽に出かけています!
皆さんも遊びに来てください!

IVRのこれがいい!&これは大変…!
これがいい!
やっぱりやりがいです!患者さんの命を救うことができます。
IVR は他の診療科同士を繋ぐハブとなるような仕事が多く、他診療科の医師の診療を手助けすることで「ありがとう」と言われるのはこの上ない喜びです。
やりがいなくしてこの仕事は続けられません。
IVRのこれは大変…!
夜間の緊急呼び出しが連日続くと、体力的にいつまで続けられるか不安になります。
技術的な部分も含めた後輩の指導には正解がなく、常に頭を悩ませています。
これからの目標、挑戦したいことを教えてください
岐阜での IVR 診療はまだまだ未開拓の領域が多く、今後は後輩の協力を得ながらクライオアブレーション治療など出来ることを増やして全国レベルの IVR が提供できるようになりたいと思っています。